mysql.server スクリプトと
        mysqld_safe
        スクリプトを使用すると、システムの起動時にサーバを自動的に起動することができます。mysql.server
        は、サーバを停止する場合にも使用できます。
      
        mysql.server スクリプトに
        start 引数または stop
        引数を指定して起動すると、サーバを起動または停止することができます。
      
shell>mysql.server startshell>mysql.server stop
        mysql.server は、MySQL
        インストールディレクトリの下の
        share/mysql ディレクトリか、MySQL
        ソースツリーの support-files
        ディレクトリにあります。
      
        注意: Linux RPM
        パッケージ(MySQL-server-VERSION.rpm)を使用している場合は、mysql.server
        スクリプトは /etc/init.d/mysql
        としてすでにインストールされています。したがって、手動でこのスクリプトをインストールする必要はありません。Linux
        RPM
        パッケージの詳細については、項2.1.2. 「Linux への MySQL のインストール」
        を参照してください。
      
Mac OS X では、別の MySQL Startup Item パッケージをインストールして、システムブートアップ時に MySQL が自動的に起動できるようにすることができます。 詳細については、項2.1.3. 「Mac OS X への MySQL のインストール」 を参照してください。
        mysql.server
        は、サーバを起動する前にディレクトリを MySQL
        インストールディレクトリに変更してから、mysqld_safe
        を起動します。
        インストールしたバイナリディストリビューションが標準以外の場所にある場合は、mysql.server
        を編集する必要があります。mysqld_safe
        を実行する前に適切なディレクトリに変更する(cd)ように、mysql.server
        を修正します。サーバを特定のユーザとして実行する場合は、このセクションで説明するように適切な
        user 行を /etc/my.cnf
        ファイルに追加します。
      
        mysql.server stop
        は、サーバにシグナルを送って停止させます。
        mysqladmin shutdown
        を実行して、サーバを手動で停止させることもできます。
      
        /etc/rc*
        ファイル内の適切な場所にこれらの起動コマンドおよび停止コマンドを追加する必要があります。
      
        最新の Linux
        ディストリビューションでは、mysql.server
        ファイルを /etc/init.d
        ディレクトリ(旧バージョンの Red Hat
        システムの場合は
        /etc/rc.d/init.d)にコピーするだけで済みます。その後、以下のコマンドを実行して、システムブート時に
        MySQL が起動できるようにします。
      
shell> chkconfig --add mysql.server
        FreeBSD では、通常、起動スクリプトは
        /usr/local/etc/rc.d/
        に格納されます。 rc(8)
        マニュアルページには、このディレクトリにあるスクリプトの
        basename がシェルグロブパターン
        *.sh
        にマッチし、実行可能である場合のみ、実行されると述べられています。このディレクトリ内のその他のファイルやディレクトリは、自動的に無視されます。つまり、FreeBSD
        では、自動起動を有効にするには、ファイル
        mysql.server を
        /usr/local/etc/rc.d/mysql.server.sh
        としてインストールする必要があります。
      
        一部のオペレーティングシステムでは、上記の方法の代わりに、/etc/rc.local
        または /etc/init.d/boot.local
        を使用して、ブートアップ時にその他のサービスを起動することもできます。この方法で
        MySQL
        を起動するには、以下のような記述を末尾に追加します。
      
shell> /bin/sh -c 'cd /usr/local/mysql; ./bin/mysqld_safe --user=mysql &'
        グローバル /etc/my.cnf ファイルに
        mysql.server
        のオプションを追加することもできます。標準的な
        /etc/my.cnf
        ファイルは、以下のようになります。
      
[mysqld] datadir=/usr/local/mysql/var socket=/var/tmp/mysql.sock port=3306 user=mysql [mysql.server] basedir=/usr/local/mysql
        mysql.server
        スクリプトは、datadir、basedir、および
        pid-file
        の各オプションを認識します。.
      
以下の表に、各起動スクリプトが、オプション設定ファイルから読み取るオプショングループを示します。
| スクリプト | オプショングループ | 
| mysqld | [mysqld]、[server]、および[mysqld-major-version] | 
| mysql.server | [mysql.server]、[mysqld]、および[server] | 
| mysqld_safe | [mysqld]、[server]、および[mysqld_safe] | 
        下位互換性のために、mysql.server
        は [mysql_server]
        グループも読み取り、mysqld_safe は
        [safe_mysqld]
        グループも読み取ります。しかし、これらの代わりに
        [mysql.server] グループと
        [mysqld_safe]
        グループを使用するようにオプション設定ファイルを更新する必要があります。
      
This is a translation of the MySQL Reference Manual that can be found at dev.mysql.com. The original Reference Manual is in English, and this translation is not necessarily as up to date as the English version.

